総評
第5回コンクールへの多数のご参加、ありがとうございました。
回数を重ねるごとに、以前ご参加いただいた方にご投稿いただくことも増えてきており、大変嬉しく思っております。
皆さんが「良い本」に出合ったときに、その読書経験を深められる場を提供し続けられるよう、今後も当コンクールを開催して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
また、使用図書のジャンルが小説に限られずに広がりを見せてきていることも嬉しく思います。
「本」といえば、そして「読書感想文」といえば小説、特に文芸作品と考える方も多いかもしれませんが、少なくとも当コンクールにおいては、本のジャンルは一切問いません。
皆さんそれぞれにとって「印象深かった本」、「考えるところ、思うところの多かった本」、「影響を強く受けた本」との読書経験を振り返りながら、ぜひ読書感想文を書いてみてください。
さて、今回の入賞作品は4作品となります。
5回も開催すれば作品の傾向が偏ってくるのではないかと懼れていましたが、結果として、これまでとは色の違う作品が揃いました。
過去コンクールの作品との色の違いも楽しみながら、ぜひ各作品を味わってみてください。
優秀賞
●読書家 千夏「本を焼くということ」(有川浩、徒花スクモ『図書館戦争』 )
※クリックすると別ウィンドウが開いて入賞作品を読むことができます。
※掲載作文の著作権は当コンクール主催者にあります。無断での転用・転載を禁じます。
優良賞
●くいんつ「たましいの行方」(内澤旬子『世界屠畜紀行』)
●中島康隆「誰にでも母親はいる」(婦人画報編『母 mamma!』 )
※「大人の読書感想文コンクール」作品集に収録されています。
※掲載作文の著作権は当コンクール主催者にあります。無断での転用・転載を禁じます。