総評
第11回コンクールへの多数のご参加、ありがとうございました。
当コンクールでは、新型コロナウイルスによる自粛期間と応募受付期間が重なった第9回目から応募作品数が急激に増加しましたが、前回コンクールから今回コンクールの間には産経新聞社様に当コンクールを取り上げていただいたこともあり、今回も非常に多くの作品のご応募をいただきました。
新型コロナウイルスにより「新しい生活様式」が生まれつつある昨今ですが、そんな中で当コンクールも11回目の開催を迎え、当コンクールが皆様にとっての「新しい読書様式」を提供する場となっていれば幸いです。
強制ではなく能動に、所与の価値観に倣うのではなく、読書を通じた自身の思索・経験の上に立ち、他者ではなく自分を見つめて。
より多くの方が「大人の読書感想文」を「新しい読書様式」の1つに取り入れていけるよう、コンクール運営を続けて参りますので、今後も当コンクールへのご支援のほどをよろしくお願いいたします。
さて、今回の入賞作品は7作品となります。
今回は全体的に、「読書経験」にフォーカスした作品が多く集まる回となり、受賞作品もそれぞれに、書き手の「読書経験」が読み手に伝わってくる、非常に面白い作品が揃いました。
「読書感想文」と聞くと純粋に、「本の感想」(~と思いました)を書くものだというイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、当コンクールでは「読書感想文」をより広い意味で捉えています。
ただ、難しく考える必要はなく、「その本を読んだこと(読んだ結果)」を自身で振り返り、それを文章に起こしたものが「読書”の”感想文」、つまり「読書感想文」となります。
「読書感想文に取り組んでみたいけど、改めて考えると読書感想文とは何物か分からない」という方は、ぜひ今回の受賞作品を参考にしてみてください。
優秀賞
●翔間三桜「福島プライド」(門田隆将『記者たちは海に向かった 津波と放射能と福島民友新聞』)
●橘葉「ピュアシフト」(あまんきみこ『きつねのおきゃくさま』)
●花村梅「トカトントンが聴こえたら。」(太宰治『トカトントン』)
※掲載順は投稿順です。
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※掲載作文の著作権は当コンクール主催者にあります。無断での転用・転載を禁じます。
優良賞
●misaki「京都にあるもう一つの世界」(森見登美彦『有頂天家族』)
●橘葉「許与」(あまんきみこ『名前を見てちょうだい』)
●ひとひら「ぼんぼりの灯りのように残っている。」(石川直樹『この地球を受け継ぐ者へ』)
●永野綾子「本の活力」(杉浦 貴之『命はそんなにやわじゃない』)
※掲載順は投稿順です。
※「大人の読書感想文コンクール」作品集に収録されています。
※掲載作文の著作権は当コンクール主催者にあります。無断での転用・転載を禁じます。