第10回コンクール 結果発表

総評

 第10回コンクールへの多数のご参加、ありがとうございました。

 過去、多くの企業、団体等が実施した形跡があるものの、広く開かれた形で継続して行われているものがない“大人のための”読書感想文コンクールですが、皆様のご参加、ご協力のおかげで、当コンクールでは二桁の開催回数を迎えることができました。

 今後も当コンクールでは当初の理念に従い、「子どもの頃に楽しめなかったことを、大人になった今楽しんでみよう」という提案と、「“大人向けの読書感想文コンクールの場”を提供することにより、多くの方に読書の楽しさ、素晴らしさを(再)体験してもらおう」という願いの下に、皆様の読書経験の発展に資する場として、「大人の読書感想文コンクール」を続けて参りますので、今後とも当コンクールをよろしくお願いいたします。


 
さて、今回の入賞作品は6作品となります。

 開催回数を重ねるごとに作品の多様性も高まってきている当コンクールですが、今回はその多様性が強く感じられる結果になりました。

 歩んできた人生が違えば、例え同じ本を読んで読書感想文を書いてもその内容は異なることが当然であり、その差異こそが、個人にとって、そして社会にとって“当然にあるべきもの”です。
 当コンクールではその差異を当然のものとし、一定の内容や価値観に沿うものを“それを以って”良しとし、それに反するものを評価しないということはありません。

 ぜひ各受賞作品で語られる「読書経験」や「読書の意味」などの“違い”をお楽しみいただき、それを皆様にとっての「読書経験」や「読書の意味」などについて、改めて考えていただくきっかけとしていただければと思います。

 そして、当コンクールをご活用いただき、ぜひ皆様にとっての「読書経験」や「読書の意味」などの下に、読書感想文に取り組んでみてください。


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優秀賞

●酒井夕華「新たな読書のはじまり」(ショウペンハウエル『読書について 他二篇』)

●仲「全ての彼らに敬意を」( ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』)

●山口静花「レズビアンとは何か」(中山可穂『花伽藍』)

※クリックすると別ウィンドウが開いて入賞作品を読むことができます。
※掲載作文の著作権は当コンクール主催者にあります。無断での転用・転載を禁じます。

 

優良賞

●アオイボウシ「春にして君を離れ」(アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』)

安藤正雄「愛すべき悪漢たち」(浅田次郎『天切り松 闇がたり』)

●たなたなか「整形狂いが見た目問題の本を読んで」(岩井建樹『この顔と生きるということ』)

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