第12回コンクール 結果発表

総評

 第12回コンクールへの多数のご参加、ありがとうございました。

 ご応募いただいた作品数が多かったこともあり、今回は発表までに特に時間をいただいてしまいましたが、当コンクールは現在も事務局代表の私費を投入しながらの運営となっており、事務局スタッフや選考委員の皆様には、ほぼボランティアとして活動をお願いしている状況でございますので、ご容赦いただければ幸いです。


 
さて、今回の入賞作品は6作品となります。

 開催回数を重ねるごとに、「内容」が良いだけでなく、文章も「巧い」作品が増えてきましたが、同時に、文章としての巧さ(のみ)に注力したような作品も増えてきました。
 しかし、少なくとも当コンクールでは、「読書感想文」はあくまで皆様がご自身の読書経験と向き合い、それを深めるためのものであり、その「内容」こそが最も重要な部分であり、根幹であると考えております。
 文章としての「巧さ」も、「人に読ませるもの」である場合(当コンクールに応募される場合など)には絶対的に必要なものにはなりますが、それはあくまで二次的な要素です。仮に幹のないところに枝葉があったとしても、それは他所から持ってきた飾りでしかありません。
 そのような意味では、今回の受賞作品、特に優秀賞作品には、しっかりした「内容」という根幹がある上で、枝葉である「巧さ」が広がっているような優れた作品が揃っております。ぜひ、以上の視点を意識して作品をお読みください。
 
 また、今回は特別賞作品が1点ございます。
 「新たな読書経験」との出会いをぜひお楽しみいただき、それを皆さまの読書経験を広げることに繋げていただければと存じます。


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優秀賞

もげまつ「おのれメロス」(太宰治『走れメロス』)

●鷹匠亮「夜明け前」(夏川草介『神様のカルテ』)

●かに座「毎日がその時」(すずきみえ、くすはら順子『そのときがくるくる』)

※クリックすると別ウィンドウが開いて入賞作品を読むことができます。
※掲載作文の著作権は当コンクール主催者にあります。無断での転用・転載を禁じます。

 

特別優良賞

● 樽井類「好きな本」(江國香織『流しのしたの骨』)

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優良賞

●山藤寛司「モモが教えてくれた時間について」(ミヒャエル・エンデ『モモ』)

●大河増駆「コロナ禍に読まれるべき本」(宮本輝『五千回の生死』)

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